負けないゴールキーパーではなく、勝たせるゴールキーパーとはどんなゴールキーパーか。
ゴールキーパーには技術・戦術・メンタルが求められる。
基礎技術や戦術を身につけていく中でチームを勝たせる存在になることが大事。
ゴールを守るだけではなく、チームを勝たせるゴールキーパーになるためにはチームに欠かせない存在になること。
チームを勝たせるゴールキーパーはどんなゴールキーパーか。
10月に入会した選手。
1回も休むことなく参加している。
好調な時も不調な時も練習に来る。
不調な時に自分と向き合うことは簡単なことではない。
自分が不調な時ほど向き合い、解決する力を身につけていく。
この積み重ねが自分の出来る可能性を広げ、自分が出来ることを認め、自信がつく。
選手は最初は後ろから見ていることが多かったが、コーチングをするようになった。
コーチングはゴールキーパーの意思表示だ。
コーチングは何を言ったらいいか分からないという選手が多くいる。
私も同じような経験をしたことがある。
なんと言ったらいいか分からないから何も言わない。
「声を出せ」とは言われるが何を言ったら良いか分からない。
ある監督に言われたのは、「ハッタリでもいいから声を出せ」でした。
私は見えていることを味方に全て伝えた。
そうすると味方から「今のアプローチ行けって言われたが、今のは行けない。」と返ってきた。
違ったら味方から言ってくれる。
勇気を持ってコーチングすることでどんなコーチングが良いかが見えてきた。
大きな発見だった。
要求ばかりすると味方から「要求ばかりするな!」と言われた。
そこから要求した後には必ず、出来ていたら褒めることを足した。
そうすると味方が私のコーチングを聞いてくれるようになった。
そこからコーチングが楽しくなり、私の武器となった。
「ハッタリでもいいから声を出せ」という監督の言葉から何を言われてもいいから声を出すこと決めた。
勇気を振り絞って一歩踏み出すことにより、不安な状態から光が見えてきた。
この感覚は今でも忘れない。
ゴールキーパーは最後の砦。
ゴールキーパーの声は神の声。
勝たせるゴールキーパーはゴールを守ること、後ろから選手を姿で見せ、声で鼓舞し、チームを勝利へと導く。
そのために日々トレーニングを積み、磨いていく。