SAKURA UNITED F.CのGKエリートの派遣指導での出来事。
現在、フロントダイビング・手でボールを奪いにいくことをテーマとしてトレーニングを行なっている。
基礎トレーニングではフロントダイビングの練習を行い、シュートトレーニングで実践を行った。
シュートトレーニングの実践ではなかなかフロントダイビングにチャレンジできない。
基礎トレーニングではボールだけに集中してフロントダイビングできていた。
実践では相手を観ること、出るタイミングが求められる。
ゴールキーパーからすると相手の足元のボールに手で奪いにいくことは怖さがある。
どこか躊躇している様子がどの選手にも見られた。
なかなかチャレンジできずにいたが、一人の選手がチャレンジしてボールを触った。
素晴らしいチャレンジであった。
そのチャレンジが大事だということを伝えると選手の目は輝き、再びチャレンジしてボールを奪うようになった。
そこから他の選手がどんどんチャレンジするようになった。
最終的には全員がフロントダイビングをチャレンジして成功していた。
先頭に立つ人は前例がないから自分の考えたことを実践する。正解も不正解もない。
自分の思っていることを誰よりも先に行動できるかどうか。
そこには踏み出す勇気がいる。
踏み出した選手は誰よりも先へと進むことができる。
リーダーとは先頭に立つ人である。
ゴールキーパーはリーダーシップが大切である。どんな時でも、先頭に立ち行動する。
自分はできないから。。やれなかったらどうしよう。。
さまざまな葛藤がある。
自分のなりたい姿をイメージする。
なりたい自分はチャレンジするのかしないか。どちらを選ぶのか。
決めた時に一歩踏み出せる。
その一歩を踏み出すことで周りを変えることができる。
そして、トレーニングの質も変えることができる。
先頭に立つことを繰り返していくと自分のチャレンジする領域が広がっていく。
何気ないことだが一つ一つの積み重ねが大きな結果へと繋がる。
今回、一人の選手が先頭に立ち、踏み出したことにより他の選手の見本となった。
チームを勝たせるゴールキーパーになるためには、ゴールキーパーが主導的に行動することが大切である。
誰かがやるのを待つのではなく、自ら行動し、結果を掴みにいくことで自分の基準を上げていく。
常に先頭に立って行動していこう!