ゴールキーパークリニック①

7月23日にゴールキーパークリニックをJグリーン堺で行いました。エクセルースさんのシュートクリニックとTOBYFARBE GK ACADEMYのゴールキーパークリニックが提携してシュート&ゴールキーパークリニックが開催されました。

ゴールキーパーはU-9〜U-11で4人、U-12〜U-15で4人、合計8人集まりました。

ゴールキーパーにとってシュート練習は楽しいトレーニングです。

U-9〜U-11ゴールキーパーのクリニックの様子です。

ウォーミングアップでは基礎のトレーニング、オーバーハンドキャッチ、アンダーハンドキャッチ、セービングを行いました。

セービングでは踏み込み足を一歩出さずにセービングをする選手が多かったため、一歩踏み込んでセービングすることを意識しました。踏み込み足と蹴り足ではどこを使い踏み込み、蹴るのかまで細かくし、より明確にしていきました。

一歩踏み込みことで跳ぶ距離が長くなり、守備範囲が広くなります。

ウォーミングアップの後にシュートを受けました。普段の練習の多くのシュートを受けることができました。

何本もシュートを受けることにより、一本のシュートに対してチャレンジしてなぜ上手くいったのか、なぜ上手くいかなかったのか振り返り、修正していきました。このサイクルを早く回すことができる選手が成長します。

シュートでは手は出ますが足が動かないことが多く、ボールのスピードが早いとゴールになってしまうことが多くありました。足を動かして最後に手を出すことを意識するとボールを弾けるようになってきました。

浮き球のシュートに対してお尻が下がり、ボールに届かない場面が多く見られたため、ボール方向に向かって跳ぶことを意識しました。U-9〜U-11年代では多くの選手がお尻が下がり、手が届かないことがよくあります。

選手は脚力だけで跳ぼうとしていたためお尻を使って跳ぶことを意識しました。意識することでお尻を使って跳ぶことを身体に覚えさせます。徐々にお尻を使って跳ぶことができてきました。

ゴールキーパーは常に相手との駆け引きがあります。相手にあのゴールキーパー嫌だなと思わせることが大切です。

選手には相手との距離をいつ縮めるか伝えました。シューターにいつの間にかゴールキーパーが近くで構えていてシュートコースがない状況を作ります。この駆け引きがゴールキーパーはとても大事です。

アプローチのタイミングを掴むとシューターのシュートコースを狭くすることが出来ます。個人差があるため細かい自分のタイミングを見つけていくことです。

シュートクリニックでは技術と駆け引きといった試合に必要な要素を知ることができます。

駆け引きがあるからゴールキーパーは楽しいのです。

瞬発力がないと思う選手はこの駆け引きで勝負できます。

ゴールキーパーはシュート打たれたボールに反応するというイメージがありますが、ゴールキーパーがシュートコースに打たせることができます。意図的にゴールキーパーが誘導して自分の構えているコースに打たせるのです。

私がなでしこリーグでプレーしていた時にこの駆け引きを知りました。一番ゴールキーパーが楽しいと感じた瞬間でした。

この年代(U-9〜U-11)では技術と駆け引きを導入しています。

ゴールキーパークリニックでは試合に近いシュートがたくさん受けれること、人工芝という素晴らしい環境でできること、チーム以外の選手のシュートを練習で受けることができるなど多くのメリットがあります。

選手が一番楽しくプレーしていたことが印象的でした。

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